私達のような零細企業に出来ることはあまり多くはありませんが、
以下のようなことに取り組んでいます。
昭和30年代には日本では、年間約40億膳の割り箸が使用され、
それはおもに国産の端材・間伐材で作られていました。しかし現在では年間約250億膳
(国民一人あたり約200膳)が使い捨てされています。
そのうち輸入材が94パーセントを占め、コストの関係で割り箸のためだけに
切り出された木から作られています。
当店のは国産吉野杉材の物を使用していますが、地球温暖化防止のためにも
森林資源の無駄遣いはやめなければと考え、リサイクルに取り組んでいます。
また、箸袋も再生紙の物に変えられないか問い合わせたところ、箸袋用の再生紙は、
現状では生産されていないようです。、食品関係の物は100%パルプが主流のようです。
(もっともコスト無視で箸袋用でない物で特注すれば出来るのかもしれませんが。)
再生紙のものが製品化されたら、早く切り替えたいと思います。
生ゴミ乾燥処理機を使って野菜の切りくずを処理し、たい肥のもとを作っています。
現在日本では通常、オゾン層破壊につながる特定フロンではなく、
HFC134aと言う代替フロンが使われています。そして、このフロンを
使った製品(冷蔵庫の冷却用のガスや保冷材・エアコンのガス・発泡スチロールなど)は
たいてい地球に優しいと表示されています。
しかし、このHFC134aがオゾン層を破壊しないだけで、実は二酸化炭素の数千倍の
温室効果ガスだと言うことはあまり知られていないようです。
つまり、発泡スチロールの消費は地球温暖化につながるのです。
この事実より、せめて使い捨てをしないことが当店の出来る環境への貢献だと考え、
無駄にしないよう出来る限り再使用しています。
築地中央市場の発泡スチロール集積場
ラップはダイオキシンが発生しない非塩素系ポリエチレンの物を使っています。私たちの業界では、
まだ環境意識が低いのか、築地や合羽橋では非塩素系ラップはほとんど見かけません。
特別に知り合いの包装用品店に取り寄せてもらっています。そのお店によれば、
ほかに買っていく人はほとんど居ないそうです。
そのほかにも塩ビ製品は、なるべく代替えできる物を探し使うようにしています。
最近、環境ホルモンの溶出で使用が問題になった塩ビの使い捨て手袋も当店ではすでに、
天然ゴムの物を使用しております。
当店で使用している非塩ビ系ラップとゴム手袋。
出来ることには限りがありますが、今後も、精一杯取り組んでいくつもりです。
お気づきのことがありましたら、ご指導いただけますよう、宜しくお願いいたします。