黒米のご飯とは、新潟産コシヒカリに、伊豆修善寺産黒米を10%ほど配合して
炊きあげたご飯です。隠し味に、塩をひとつまみ入れております。
黒米より出る色素でご飯はきれいな薄紫色・春らしいすみれ色に仕上がります。
黒米というのは古代米の一種で、中国・漢の時代に発見され、
以来歴代皇帝が長寿の米として、食した貴重な米で、
中国の薬学者・李時珍の著書「本草綱目」によれば、滋養強壮、胃腸を丈夫にし
増血作用があり、増血米・黒薬米と呼び薬膳の一品とされたそうです。
また、古代米には、炊き込むとご飯の色が赤くなり、
お赤飯の原点といわれる「赤米」や、また「緑米」などがあるそうです。
こんなに黒いお米を白米に10%混ぜて炊くと、綺麗なすみれ色のご飯に!!
黒米を入れて炊いたご飯は、黒米はもち米の品種ですので餅米を入れて炊いたご飯のように
ふっくらと仕上がり、黒米自体は粒々感のあるほど良い歯ごたえがあり、
香りもとても良く、不思議に美味しいご飯になります。