多磨霊園に眠る著名人 ハ行
長谷川 町子 はせがわ まちこ(1920〜1992) |
田河水泡に師事。代表作「サザエさん」は,まず昭和21年5月から福岡の夕刊フクニチ紙に、ついで昭和24年12月から朝日新聞に掲載され、また、近年、テレビでも放映され、庶民性ある家庭漫画として人気を博す。「エプロンおばさん」「意地悪ばあさん」も人気が高い。 |
戦後の漫画家 | |
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馬場 えい一 ばば えいいち(1879〜1937」) |
法制局長官、勧業銀行総裁。広田内閣の蔵相、増税によって、膨張する軍事費中心の財政支出をまかなう新方針を出す。この急激な転換は財界に不安を呼んだが、後に林内閣の蔵相により軌道修正がなされた。近衛内閣の成立で軍部の強い推薦により内相に就任。(注:名前のえいは金へん、つくりは英の字です。フォントにありません。) |
大正・昭和期の財政家・政治家 | |
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林 銑十郎 はやし せんじゅろう(1876〜1943) |
ドイツ留学後、陸大校長、近衛師団長、朝鮮軍司令官。斎藤、岡田両内閣の陸相。陸軍の反対で宇垣一成の組閣が流産した後、政党を除外した内閣を組織。祭政一致という神がかり的スローガンをかかげた。総選挙は、ファッショ化に対する国民の不満で惨敗し、4ヶ月間の短命内閣であった。 |
大正・昭和期の陸軍軍人(大将) | |
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平賀 譲 ひらが ゆずる(1878〜1943) |
イギリス留学後、海軍技術研究所所長。戦艦陸奥、長門などを設計、ワシントン会議で主力艦保有量を制限されると強力な火力を装備した古鷹型重巡、夕張型軽巡などを設計した。のちに東大教授、同総長をつとめた。 |
大正・昭和期の造船工学者 | |
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平沼 騏一郎 ひらぬま きいちろう(1867〜1952) |
検事総長、第2次山本内閣の法相。復古的日本主義による国民強化を目指して国本社を創立。首相の在任中国民精神総動員を強化したが、独ソ不可侵条約締結の時、複雑怪奇の迷句を残して退陣、第2次近衛内閣国務省、内相。無条件降伏反対の立場をとった。 |
明治・大正・昭和期の司法官僚・政治家 | |
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平福 百穂 ひらふく ひゃくすい(1877〜1933) |
上京し川端玉章に入門。美術学校に学び、写実主義を唱えた。雑誌、新聞の挿絵は軽快洒脱な時事的スケッチに特色があった。日本美術院の当時の傾向とも一線を画し、磨きの掛かったスケッチ風の筆法を骨格にし、南画の雅趣をたたえた独自の風格をもつ。またアララギ派歌人でもある。 |
大正・昭和期の日本画家 | |
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藤田 豊八 ふじた とよはち(1869〜1929) |
東亜学院創立、通信教育を興し、江湖文学創刊。清国の学者羅振玉と東文学社設立、広州に赴き、広東、広西省の教育事業に協力、蘇州に師範学堂を設立。辛亥革命の際、羅を助け京大客員講師に迎える。再び広州に赴き嶺南日報創刊。帰国後早大、東大、台北大教授を歴任した。 |
明治・大正期の東洋史家 | |
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藤山 雷太 ふじやま らいた(1863〜1938) |
教師をした後上京して慶応に学ぶ。県会議員から三井銀行に入り、芝浦製作所所長。東京市街電鉄、日本火災、帝国劇場などの創立に参加。製糖三社が合併した大日本製糖の再建に成功、一躍財界に重きをなした。また台湾の糖業・パルプ業発展に貢献し、藤山コンツェルンの基礎を築いた。 |
明治・大正・昭和期の実業家 | |
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藤原 咲平 ふじわら さくへい(1884〜1950) |
中央気象台に入り、「音の異常伝播」の研究で学士院賞。ノルウェーに留学、極前線論の研究に従う。帰国後、中央気象台測候技術官養成所、神戸海洋気象台、東大教授を務め、第5次中央気象台長となる。戦後は執筆活動に専念した。 |
大正・昭和期の気象学者 | |
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船橋 聖一 ふなはし せいいち(1904〜1976) |
河原崎長十郎らと劇団心座を結成、多くの戯曲を書き才能を示した。その後明大で教えながら小説も書き始めた。雑誌「行動」に加わり行動主義・能動精神運動を進め、「木石」で文壇に認められた。戦後も旺盛な創作活動を示し、「雪婦人絵図」「花の生涯」等の代表作がある。相撲愛好家で、横綱審議委員会委員長もつとめた。 |
昭和期の小説家・劇作家 | |
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堀 辰雄 ほり たつお(1904〜1953) |
芥川龍之介に師事。中野重治らと「驢馬」を創刊、中野らが左翼化していった中で芸術派の道を歩み、「聖家族」で文壇に認められた。プルースト、モーリアック、リルケなどの影響を受けるとともに日本の古美術や五朝文化へ関心を示し、知性と抒情の融合による独自の作風を創りあげた。「風立ちぬ」「菜穂子」は二大傑作である。 |
昭和期の小説家 | |
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